Friday, September 24, 2010

ボクシング:亀田大と坂田が計量パス 25日対戦

 世界ボクシング協会(WBA)フライ級タイトルマッチ(25日・東京ビッグサイト)の調印式と計量が24日、東京都内であった。王者の亀田大毅(21)=亀田=と、元王者で同級5位の坂田健史(30)=協栄=は、ともにリミットいっぱいの50.8キロで計量をパスした。

 以前、自身が所属していた協栄ジムの選手を初防衛戦の相手に迎える亀田大。「自分の力が出ればKOできると思う。相手も元チャンピオンで強いが、命をかけてやっている」と自信を示した。ただし、減量については「1週間で落としてきついよ」と振り返った。亀田大の武器は左フックで、挑戦者をパンチ力で上回る。

 一方、08年12月に手放した王座の奪還を目指す坂田は、豊富な経験とスタミナが持ち味だ。「苦しい試合になると思う」と予想しながらも「自分が勝つと信じて戦います」。スロースターターで立ち上がりが課題だが、「今までにないコンディションを作れた。試合が楽しみ」と抱負を語った。【武藤佳正】

 ○…協栄ジムの金平会長が、調印式で亀田陣営をけん制した。ライセンス無期限停止中の亀田ジム・五十嵐前会長が、世界戦の立会人であるアラン・キム氏と接触していたことを公表。すると、亀田ジムの嶋マネジャーが「あいさつしただけ」と反論した。日本ボクシングコミッションの安河内事務局長は「あいさつだけで問題ない。亀田ジムには疑念を持たれないよう行動するよう伝える」と問題視しない考えを示した。

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